好きなことを仕事にするのなら、念頭に置いておかなければいけないのが、需要があるのかどうかです。自分にとって好きなことなので、たくさんの人に興味を持ってもらえるものだと考えてしまいがちになります。中には好きなことをずっとやれるなら、誰にも認められなくても構わないと言う人もいるのかもしれません。しかし、生業として成立していないなら、それは趣味でしかありません。きちんとした仕事にするのなら、起業する前に、その業界にはどれだけのお客さんがいるのかの調査が必要です。

また、やり遂げる情熱があるのかどうかも、自分自身に確認しておきたいことです。お客さんに依頼を受けて行なっているなら、途中で投げ出すわけにはいきません。場合によっては、締め切りなどの納期がありますから、それを守らなければすぐに仕事がなくなってしまいます。時には無理難題を言われることもあるでしょう。それでも心を折ることなくやっていけなければ、好きなことを仕事として続けるのは難しいです。

さらに、もっとも重要であると言えるのが、クオリティです。どのようなジャンルの仕事をするにしても、プロとして活動するわけですから、周りを納得させられるだけの結果を出し続けなればいけません。アマチュア時代なら褒められていたレベルだったとしても、お金が発生すると途端に見る目がシビアになります。それらの厳しい目に晒されても、耐えられるだけの技術を持っているのかを、誰かに見てもらってチェックすることが大切です。

今現在、インタネットの発達で多種多様な仕事が流出しています。多くの人に知ってもらう機会が増えたので、需要があるのか探すのも以前に比べたらずいぶん容易になりました。ある程度の技術を手に入れさえすれば、きっとあなたの好きなことを仕事にすることができる日が来るでしょう。